2009年度改訂版

カテゴリー(キャット)とは

航空機が着陸する時、通常ILS(計器着陸装置)を使用します。ILSと機上の施設と組み合わせ、初めて性能が得られます。さらに航空灯火にも高性能が要求されおり、ICAO(国際民間航空機関)では、、運用上のカテゴリーを大きく3つに分類しています。カテゴリーの性能が高まるにつれ、航空機をより滑走路の近くまで誘導できます。そのためには地上の施設の性能も、カテゴリー向上に伴う運用要件を満たさなければなりません。
  • 計器着陸装置(Instrument Landing system)ローカライザー電波、グライド・スロープ電波、マーカー電波。
  • 決心高(Decision Height)進入継続可否を判断する特定の高度。特定の灯火が視認できない場合は、着陸を断念して進入復行を行う。
  • 滑走路視距離(Runway Visual Range)航空機が着陸する地点上5mの高さから、滑走路沿いの特定灯火、あるいは標識を視認することのできる、着陸方向の最大距離。
カテゴリー 決心高(DH) 滑走路視距離(RVR)
 T
60m(200フイート)
800m(2600フィート)
 U
30m(100フィート)
400m(1200フィート)
 VA
   −−−−
200m( 700フィート)
 VB
   −−−−
 50m( 150フィート)
 VC
   −−−−
  0m
     
使用カテゴリー
運用空港
 
CATT
以下の空港以外
一部適用外
CATU
羽田国際空港
関西国際空港
中部国際空港(RWY18)
 
CATVA
青森
広島
 
CATVB
成田国際空港
中部国際空港(RWY36)
釧路空港
熊本空港
 
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Last updated: 2009/9/26

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