朝起きると厚い雲に覆われて、少し心配したが途中から快晴になり安心した。
高速を降りてからの道中が長く、山波は果てしなく続く。
途中で猿の群れに出会ったので、降りて撮影しようとしたら、遠くの木の上の猿が慌てて木から降りた。
餌を貰えると思ったのか?それともボス猿で見張りなのか?私も慌てて車を走らせた。
ペンション葉山には予定時間前に到着したので、奥の温泉まで出かけて見る。
最奥の温泉は梅ヶ島温泉で、宿が10数件川沿いに立ち並ぶ。
ここで喫茶店を見かけたので、ティータイムを楽しむ。
ここの店のメニューの中で、猪串焼きが名物とのことで食べてみる。
2本600円で塩焼きで食べたが、豚肉とはかなりの違いがある。
時間も過ぎたので宿に戻り、早速新田温泉の湯に入る。
ここの湯は非常に特徴があり、つるつるすべすべで肌触りが抜群に良い。
源泉の温度は低いので加温しているそうだが、泉質は炭酸水素塩泉とのことだ。
最上流の梅ヶ島温泉とは源泉が違うそうで、梅ヶ島の泉質は硫黄泉とのことだ。
こちらは500円で楽しめるので、2つの温泉を楽しめそうだ。
料理は山の幸がメインだが、今回初めて鹿の刺身を食べた。
私は鹿肉は食べないのだが、今回初めて食べたが癖がなく美味しかった。
もう1つの名物は猪鍋で、こちらも美味しく寒い夜には最高だ。
里芋のあんかけも上品で美味、量も質も大満足だ。
山の幸は素朴だが、ひと工夫の味と心遣いでかなり違う。
夜は友人とメールでやり取りしていたが、いつの間にか深い眠りに入っていた。
2日目の朝はかなり冷えていたが、朝風呂で体の冷えも解消できた。
朝食は素朴で田舎の味だが、茄子の味噌田楽は他には無い美味な味だ。
宿の前で記念撮影をしてから宿を後にする。
今回気になる安部峠に向ったが、時すでに遅く冬の通行止めになっていた。
やむ得ず山を降りることにした。
途中猿の群れに出会った場所に来たが、猿の姿が無かったが不審者を発見したので近づいて見ると、何と鉄砲を持っていた。
話によると猪を仲間と追いかけてる最中だそうだ。
他の仲間は上から追い込んで、下で待ち伏せするそうだ。
生々しい現場に遭遇したが、銃声が聞こえない内に後にした。
今回の梅ヶ島新田温泉の旅は、自然あふれる山里を体験できた。
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