★テイクオフ・メソッド!
@ノーマル・テイクオフ・メソッド(通常離陸方式)
機体が滑走路に正対したあと、ブレーキーをかけた状態で、エンジン推力を40%N1まで進め、エンジンが安定した後に、ブレーキーを放して離陸滑走開始、60ノット(111km)までに離陸推力にセットする方法です。
横風状態や、湿潤滑走路、雪氷滑走路などに有効な方法と言える。
ノーマル・テイクオフ・メソッドは、性能テストにも使用するため、一般的な離陸方式と言える。
※特長としてエンジンの音が大きくなり、機体が動き出した後に、もう一度エンジン音が大きくなり加速をする。
Aローリング・テイクオフ・メソッド(滑走離陸方式)
機体が滑走路に正対したあと、停止することなく離陸滑走を続けるか、又は滑走路上で停止しても、ブレーキーを開放したまま、エンジン推力を40%N1まで進め、エンジンが安定したことを確認してから、60ノット(111km)までに離陸推力をセットする方法です。
※停止せずに離陸滑走するため、スムーズに加速できる。又旅客に違和感を与えないなどの利点があるが注意点も多いため、ベテランのパイロットが行うことが多い。離陸推力にセットする方法は、ノーマルテイクオフと同じである。
※この方法は若干滑走路長が長くなるため、離陸に余裕がある時に有効とされている。
Bスタティック・テイクオフ・メソッド(静止離陸方式)
機体が滑走路に正対したあと、ブレーキーをかけたままで離陸推力にセットして、エンジンが安定したことを確認したのち、ブレーキーを放して離陸滑走を開始する。
※この方式の利点は滑走路長が短くなるが、急発進・急加速するため、旅客に違和感を与えてしまう。
※この方式は滑走路上が滑りやすい時には、使用できないなどの制約がある。
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