航空機の燃料!

意外と知らない飛行機の燃料!
燃料の不思議に迫る!
 1      航空機の燃料!
★旅客機の燃料は以下のとおり!
@ケロシン系〈比重:0.8)
AJetA−1又はJP−5
B灯油溜分から精製される。
C給油はガロンで行う。
Dウエイト明細はポンドで記載。
更新日時:
2009/08/09
 2      燃料の搭載区分!
航空機に搭載する燃料は以下のとおり。
@タキシー・フュエル : 地上走行に必要な燃料
Aバーンオフ・フュエル 出発空港から目的空港までの燃料
Bコンティンジェンシー・フュエル 誤差補正の為の燃料(国際線のみ)
Cオルタネート : 目的空港から代替空港までに必要な燃料
Dリバーサル・フュエル : 予備として搭載する燃料。
Eエクストラ・フュエル : 天候や混雑状況を考慮して搭載する燃料。
更新日時:
2009/08/09
 3      航空機の燃油消費比較!
★バレルあたりの単価別燃料費(為替レート:1$=110円で計算)
※1バレル(樽)=159リットル
 
《国際線》 成田→ロンドン
運航距離:10,200km(旅客数228名)
 
《B747−400=395トン》
飛行時間:12時間40分
消費燃料:165,962リットル(ドラム缶830本)
$30=344万円
$80=919万円(差575万円)
 
《B777−300ER=352トン》
飛行時間:12時間52分
消費燃料:129,326リットル(ドラム缶647本)
$30=268万円
$80=716万円(差448万円)
 
《国内線》 羽田→札幌
運航距離:920km(旅客数355名)
 
《B747−400D=273トン》
飛行時間:1時間07分
消費燃料:13,148リットル(ドラム缶66本)
$30= 65万円
$80=219万円〈差154万円)
 
《B777−300=299トン》
飛行時間:1時間08分
消費燃料:10,302リットル(ドラム缶52本)
$30= 48万円
$80=172万円(差124万円)
更新日時:
2009/08/09
 4      ウエイト・バランス
飛行機の重量は大きく分けると、以下の3つに区分される。
@運航自重(空虚に乗員、食料品、客室装備品、エンジンオイル…)
Aペイロード(搭乗者、貨物、郵便物の重量)
B燃料(消費燃料、予備燃料)
 
★ウエイト・アンド・バランス・マニフェスト
@重心位置の管理をするため、主翼の空力平均翼弦(MAC)の前縁から、何%のところにあるかを示します。(平均重心位置は25%)
搭乗者の重量は国内線64kg、国際線73kgとして、事前に計算されている。
 
★マニフェストに記載される項目は以下のとおり。
@便名(社名、便名、機体番号)
A路線(出発地と目的地)
BCOW(機体重量に必要装備品などを加えた重量)
COP I(乗務員と手荷物、食料品、飲料水)
DOPW(運航重量=COW+OPI)
EPLD(有償物=乗客と手荷物、貨物、郵便物)
FLMC(バランス作成後に搭乗者の追加変更があった時に記載)
GZFW(零燃料重量=OPW+PLD)
HCG(重心位置を%で表示)
ITOF(離陸時の搭載燃料)
JTOW(離陸重量=ZFW+TOF)
KTXF(地上走行燃料=20分約3000ポンド、追加5分ごとに600ポンド)
LTXW(地上走行重量=TOF+TXF)
MBOF(バーン・オフ=離陸から着陸までの消費燃料)
NLOW(着陸重量=TOW−BOF)
OCGO(搭載貨物重量)
POPR(運航装備品)
更新日時:
2009/08/09
 5      航空機の搭載燃料!
B747-400(国際線)
385トン(848,765ポンド)
成田→ニューヨーク(330,000ポンド=186,420リットル
成田→ロンドン(310,000ポンド=175,200リットル
更新日時:
2009/08/29
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Last updated: 2009/8/29

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